危機

彼女は怒りました。
それもわかっていたので、僕なりに僕の気持ちを一生懸命伝えました。

しかし、彼女は、辞めたくないし辞めないという事を繰り返しました。理由は「夢のため」ということでした。
彼女には「夢」があったのです。それはぼくが始めて聞く、彼女の夢でした。
僕にも「夢」があります。彼女と幸せな家庭を築く事です。

彼女の夢は僕とは違っていました。
彼女の夢は、「自分が輝けるステージに立つ事」でした。彼女のモチベーションの原点を知り、彼女なら何でもできるだろうな・・と思いました。
僕はまだ、彼女の「ファン」のままだったのでしょうか。どこか、彼女を芸能人でも見るかのような視点で見ていたかもしれないな、とその時思いました。

実際彼女には多くのファンがいます。それはお店の中でトップとして実績を残しているのだから当然といえば当然なんですが、そのファンの中にも僕と同じように彼女の事が好きでたまらないという男もいると思います。

彼女は僕に素晴らしいものをたくさんくれます。
その美貌もそうですが、夜のテクニックに関しては、右にでるものはほとんどいないだろうと思わせるくらいハイレベルです。
僕のムスコは鍛えられ、並大抵の事では動じなくなりました。

そんな素敵な彼女に僕は何が出来ているのか?
収入も負けてセックスも僕は半マグロ状態。
僕は急に怖くなりました。
「変わらないとな・・」
そんな風に思ったのです。